垢すりをするとすっきりして、肌がきれいになったように感じ、垢すりの効果を実感された方もいるのではないでしょうか?
でも「垢すりはしない方がいい」「垢すりはよくない」という声も聞きます。
なぜ垢すりをしない方がいいのか、垢すりがよくないと言われるのはどうしてなのか?
垢すりをするとどんな効果があるのか?を調べましたので、垢すりに興味のある人は是非読んでください。
垢すりしない方がいい?よくないと言われるのはなぜ?
垢すりはしない方がいいと皮膚科の先生は言います。垢すりが良いと言う先生は1人もいません。
では、なぜ垢すりはよくないと言われるのでしょうか?
皮膚のことから説明しますと、
皮膚は最上層の“表皮”、その下の“真皮”、最下層の“皮下組織”の三層から出来ています。
最上層の表皮は、上から順に角質層、淡明層(指腹・手の平・足の裏にある層)、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。
表皮の一番下層の基底層で細胞分裂が行われ、細胞は下層から順に押し上げられ、一番上の角質層まできて角質層バリアを作ります。これがやがてフケや垢として剥がれ落ちます。
この期間は個人差があり約4〜6週間程。この期間をターンオーバーまたは肌サイクルと言います。
こうして垢は自然に落ちるので、無理やり落とす必要はないのです。
角質層バリアは、内部の水分の蒸発を防ぎ、紫外線・摩擦・細菌や有害物質などの外からの刺激から守る役割があります。
垢すりなどでゴシゴシと皮膚を擦ることは肌にダメージを与え、この角質層バリアを壊してしまいます。このことから垢すりはよくないと言われているのです。
参考:みんなのクリニック大井町
垢すりをしないと垢がたまる?
ターンオーバーが乱れると、垢(古い角質)が皮膚の表面に残ってしまいます。
この期間が長くなると角質が厚くなり、肌がくすむ・肌の弾力低下・ざらつきなどの原因になってしまいます。
それなら肌の表面に垢が残るなら垢すりをしたらいいのではないか?と思ってしまいしまいますが、垢すりなどで擦ると、皮膚を傷つけてしまいます。
そうすると皮膚のバリアを壊し、紫外線や有害物質が入りやすくなり、水分が蒸発し乾燥・かゆみなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
石鹸やボディソープを泡立てて手でなでるだけでも、垢を簡単に落とすことができます。本来はそれだけでも十分だそうです。
ターンオーバーが乱れる原因は、
- 不適切なスキンケア
- 紫外線や摩擦など
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足 などがあります。
対策としては、
- 紫外線対策をする
- 擦ったり刺激を与えない
- 食生活の見直し 栄養バランスを整える
- 質の良い睡眠をとる
- リラックスできる時間をつくる
- 適度な運動でストレス軽減 などがあります。
分かっていてもなかなかできないことってありますよね…。できることから少しづつ始めてみませんか?
垢すりのメリットと言われるものは?
これまでのお話の中で垢すりはよくないとお伝えしてきました。
でも、垢すりをしてみたいという気持ちもありますよね。かくゆう私も垢すりの体験をしに韓国まで行ったことがあります…。
垢すりをすることのメリットとは何なのでしょうか?
それは、
- 肌に刺激が与えられて気持ちよく感じ、爽快感、満足感が得られる
- マッサージ効果で血行が良くなる
- 血行が良くなることで新陳代謝が上がる
- くすみがとれ、肌が明るくなる
- 肌がつるつるになる
- 皮脂などの汚れを取り除くことで、体臭予防になる
- ターンオーバーを活性化してくれる
が、あかすりの効果と言われています。 あくまでゴシゴシと強く擦りすぎないようにしましょう。
垢すりの正しいやり方と注意点は?
垢すりをしたい場合は足の裏・かかと・肘・膝など、角質が固くなりやすい部分をしてみてはいかがでしょうか?
この部位は外からの刺激を受けやすいので、表皮が他の皮膚より厚くなっているからです。
やり方は、
- 石鹸などを使わず、シャワーで汗や汚れを流す
- 38~40度の湯船にしっかりと浸かって、皮膚を柔らかい状態にする
- 湯船から上がり、体を優しく軽く拭く
- 乾いた、もしくは固く絞った垢すりタオル等を使って、力を入れずに優しく垢を落とす
- 終わったらシャワーで流し、タオルで優しく拭く
- ここが肝心!肌は敏感になっているので、塗り忘れがないように保湿剤(乳液やボディクリーム等)でしっかり保湿する
注意点は、
- 体調の良い時に行なう
- 生理前・生理中・妊娠中は肌が敏感になっているので避ける
- 肌荒れ、傷がある場合は炎症を引き起こすので避ける
- 痛みを感じたら中断する
- 強い力で擦らない
です。その日のコンディションをしっかりみましょう。
垢すりをするときのタオルはどんなものがいい?
自宅で垢すりをする場合のタオルは、タオルタイプ・ミトンタイプがあり、ブラシもあるようです。
タオルタイプは長さがあるので背中・体全体まで行き届き、しっかりと擦れます。
ミトンタイプは、手袋型なのでスポッとはめて力加減がしやすいです。
素材は、ナイロンなどの合成繊維がはいったもの・絹・綿の素材が多く、絹素材は初めての方や肌の弱い方に良いです。
合成繊維のはいったものは、しっかりとこすりたい、主に男性に好まれやすい素材だと思います。
ミトンタイプのものを少しご紹介します。
絹のもの。
天然でも合成でもない素材のビスコース:
The垢すりというデザイン:
肌に優しく、素材にこだわったもの、肌に合ったものを選んでみると良いですね。
垢すりを行う頻度は?
ターンオーバーには個人差があるので、ご自身のコンディションが良い時に行ない、あまり頻繁に行わないのがベストです。
お店でしてもらう場合は月に1回程度にした方が良いようです。
若い時はターンオーバーが上手くいっていることが多いので、月に2回程度でも問題がないように思われます。
しかし、「ターンオーバーの期間が乱れている」「年齢を重ねてくる」と肌のダメージの修復には時間がかかるので、月に1回までにとどめておくほうが良いと思います。
自宅で行なう場合も同様に。ただ、商品によっては週に1~2回と記載しているものもあります。
垢すりしない方がいい?よくないと言われているのはなぜ?のまとめ
垢すりについてお伝えしてきました。
垢すりは肌を傷つけてしまうのでよくないのですが、垢すりをしたいときはこの記事を思い出してもらえると嬉しいです。
- 垢すりしない方がいい?よくないと言われるのはなぜ?
垢すりをすると肌を傷つけてしまう。肌にはターンオーバーというサイクルがあり、垢は自然に落ちるので無理やり落とす必要はない
- 垢すりをしないと垢がたまる?
石鹸やボディソープを泡立てて手でなでるだけでも垢を簡単に落とすことができる。本来はそれだけでも十分
- 垢すりのメリットと言われるものは?
- 肌に刺激が与えられて気持ちよく感じ、爽快感、満足感が得られる
- マッサージ効果で血行が良くなる
- 血行が良くなることで新陳代謝が上がる
- くすみがとれ、肌が明るくなる
- 肌がつるつるになる
- 皮脂などの汚れを取り除くことで、体臭予防になる
- ターンオーバーを活性化してくれる
- 垢すりの正しいやり方と注意点は?
垢こすりのやりかた
- 石鹸などを使わず、シャワーで汗や汚れを流す
- 38~40度の湯船にしっかりと浸かって、皮膚を柔らかい状態にする
- 湯船から上がり、体を優しく軽く拭く
- 乾いた、もしくは固く絞った垢すりタオル等を使って、力を入れずに優しく垢を落とす
- 終わったらシャワーで流し、タオルで優しく拭く
- 肌は敏感になっているので、塗り忘れがないように保湿剤でしっかり保湿する
赤こすりの注意点は、
- 体調の良い時に行なう
- 生理前・生理中・妊娠中は肌が敏感になっているので避ける
- 肌荒れ、傷がある場合は炎症を引き起こすので避ける
- 痛みを感じたら中断する
- 強い力で擦らない
- 垢すりをするときのタオルはどんなものがいい?
肌に優しく、素材にこだわったもの、肌に合ったものを選ぶ
- 垢すりを行う頻度は?
ターンオーバーには個人差があるので、ご自身のコンディションが良い時に行ない、あまり頻繁に行わないのがベスト
今の世の中にはあらゆる情報や物が溢れかえっています。何が良いのか、何が良くないのかをご自身で考え行動し、健やかな毎日をお過ごしください。