さあ、ご飯!と思って炊飯器を開けたら、ご飯がべちゃべちゃ…という経験はありませんか?
おかずもできたし、あとはご飯を盛って食べるだけ、という時に、ご飯がべちゃべちゃだとショックが大きいですよね。
でもがっかりしなくても大丈夫。炊き直しをすることで、ご飯が復活する場合があるんです。
この記事では、べちゃべちゃになったご飯を復活させる方法や、べちゃべちゃになってしまう原因と上手な炊き方について解説しています。
また、お水の量が多すぎて復活させるのが難しい場合は、リメイクすることで違った一品に変身させることができます。
このリメイクの方法についてもたくさんご紹介していますので、ぜひ最後まで見ていってください。
ご飯がべちゃべちゃになる原因とならない方法は?
なぜご飯がべちゃべちゃになってしまうのか、その原因について見ていきましょう。
べちゃべちゃにならない方法についても解説していますので、あわせてご確認ください。
炊飯時の水分量が多い
恐らくこれが一番の原因であることが多いと思います。
「目盛りを見間違えた」、「お米の量を勘違いした」など、水の分量を間違えてしまうことはよくあることです。
炊飯器を使う場合は内釜の目盛りに合わせて入れ、土鍋などを使う場合は、以下を参考に水の量を調節してみてください。
米2合の場合:360cc(硬め) 400cc(普通) 460cc(柔らかめ)
お米の研ぎ方が悪い
お米を研ぐときにガシガシと強く研ぐと、粒が割れてしまいます。
割れたお米は、炊いている間にでんぷん質が溶け出して、べちゃべちゃの原因となってしまいます。
おいしく炊き上がるように、お米は優しく研いであげてくださいね。
炊飯後にほぐさない
この工程を省くと、蒸らしすぎになるとともに、蓋の裏側についた水滴も垂れて、ご飯がべちゃべちゃになってしまいます。
炊飯と蒸らしが終わったら、蓋をあけて余分な水分を飛ばし、ご飯をほぐしましょう。
ほぐす時はしゃもじを十字に入れ、4分割していきます。
この時、しゃもじをザクザクと切るように入れてしまいがちですが、上からしゃもじを入れたら、すーっと引いていくのが良いそうです。
こちらの動画がとても分かりやすいので、ご覧ください。
お米を優しく研いで、適正な水分量で炊き、炊き上がり後は正しいやり方でほぐしていくと、おいしいご飯になることが分かりました。
でも、それでも時には失敗してしまうことがあると思います。
そんな時でも復活させられる場合もあるので、その方法についてご紹介していきます。
ご飯がべちゃべちゃの時炊き直しで復活する方法
水分が多くなってしまったご飯は、もう一度炊飯してみましょう。
炊き直しをすることで余分な水分を飛ばせるので、柔らかさが軽減できます。
- まず、炊飯器から内釜を取り出し、ご飯をほぐします。
- 数分置いて炊飯器と内釜を少し冷ましてから、再度炊飯します。
- だいたい10分~15分で終わりますが、スイッチが切れない場合は蓋を開けて一度様子を見てみましょう。
少し柔らかいくらいのご飯でしたら、水分が飛んで程よい硬さのご飯になっていると思います。
再炊飯は一番簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
炊飯器によっては再炊飯の機能があるので活用してくださいね。
また、連続して炊飯できない機種の場合は一度スイッチをオフにして、もう一度炊飯してみてください。
ご飯がべちゃべちゃの時電子レンジで復活する方法
少量の柔らかいご飯を復活させるには電子レンジを利用するといいですよ。
電子レンジで加熱することで、余分な水分を飛ばすことができるのです。
- まず、耐熱の平たいお皿にご飯を広げ、ラップをせずに、500Wで1分加熱してください。
- ご飯の硬さを確認し、まだ柔らかい場合は様子を見ながら30秒ずつ加熱していきます。
- 加熱しすぎると食感が悪くなってしまうので、最初に1分チンした後は少しずつ加熱していきましょう。
電子レンジは、復活させたいご飯が少ない時に、短時間で手軽にできる方法です。
ラップを使わないのも節約&エコでいいですね。
ご飯がべちゃべちゃのとき冷凍で復活する方法
べちゃべちゃになってしまったご飯を一度冷凍し、再度加熱する方法もあります。
冷凍する段階で乾燥が進み、その後加熱することでさらに水分を飛ばすことができるのです。
ご飯は1食分ずつラップに包み、冷凍しましょう。
おいしく冷凍するためには、次のポイントを意識してみてください。
冷凍が終わったらラップを外して耐熱皿に置き、電子レンジで加熱してください。
ラップではなく、ご飯を冷凍するための専用タッパーを活用しても良いですね。
タッパーの底にすのこがあり、加熱によって出る水気がご飯につかないので、べちゃべちゃ感が薄れます。
ご飯がべちゃべちゃになった時のリメイクやアレンジの方法
べちゃべちゃのご飯を復活させる方法をご紹介してきましたが、あまりにも水分が多い場合は、どの方法であっても復活させることは難しいでしょう。
とはいっても、ご飯を処分したり、がまんして食べたりする必要はありません。
べちゃべちゃになってしまったご飯は、リメイクすることでおいしいメニューに大変身しますよ。
ここからは、リメイクの方法をご紹介していきます。
雑炊やリゾット、お茶漬け
もともとのご飯の柔らかさを活かし、簡単にアレンジすることができます。
お好みの調味料と具材で煮て雑炊に、コンソメとチーズでリゾットに、お茶漬けの素やご飯のお供を乗せてお茶漬けにしてはいかがでしょうか。
雑炊やリゾットにする場合は、ご飯をさっと洗い流してぬめりを取ると、さらさらとした食感になります。
おかゆ
シンプルなおかゆは、鍋にご飯と水を入れて煮た後、塩で味付けするだけでできあがります。
お好みで野菜や卵を入れたり、鶏がらスープで味付けしネギやザーサイを入れて中華風にしたりするのもいいですね。
おかゆは具合が悪い時に食べるもの、という印象がありますが、このように好きな具を入れたり味付けをしたりして、朝ごはんにするのもおすすめです。
冷凍しておくこともできるので、作り置きにも便利です。
チャーハン
フライパンで炒めるので水分を飛ばすことができます。
ご飯が柔らかいので、調味料は液体ではなく顆粒のものを使うといいですよ。
あんかけご飯
市販の中華スープの素でスープを作って醤油と砂糖で味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
ぐつぐつと沸いてきたら溶き卵を回し入れ、へらなどでゆっくりと大きく混ぜて卵をふわっとさせます。
ごま油をたらして、器に盛ったご飯の上からかけ、青ネギを散らしたらできあがりです。
五平餅
ご飯に片栗粉を混ぜて潰し、丸めてフライパンで焼きます。
焦げ目がついてきたら砂糖醬油をまわしかけ、のりを巻いていただきましょう。
参考:クックパッド
お好み焼き
卵、小麦粉、水を混ぜてご飯を加え、お好み焼きと同じように焼きます。
ご飯が入っているのでボリュームが出て、満足できる一品になります。
参考:クックパッド
チヂミ(キムチチーズ)
ご飯と卵、もやし、キムチ、チーズを混ぜて生地を作り、フライパンで焼きます。
小さいお子さんがいる場合はキムチ抜きでも十分おいしそうですね。
参考:クックパッド
ライスコロッケ
ご飯を丸めて冷蔵庫で冷やし、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて油で揚げます。
レシピはチキンライスとなっていますが、ご飯にケチャップを混ぜて味付けすればOKです。
参考:クックパッド
ご飯がべちゃべちゃになっても、リメイクの方法は無限にありそうですね。
ご飯の柔らかさに応じて、リメイクしてみてください。
ご飯がべちゃべちゃ!炊き直しで復活する方法と簡単リメイクやアレンジものまとめ
ご飯がべちゃべちゃになってしまう原因や対処法についてお伝えしました。
- べちゃべちゃになる主な原因は、水の量が多すぎること
お米は優しく研ぎ、適正量のお水で炊きましょう。
- べちゃべちゃになったご飯は復活できる、場合もある
再炊飯、電子レンジで加熱、一度冷凍して再加熱、といった方法で復活が可能。
ただし、水分量が多いと復活は難しい。
- 復活できないほどべちゃべちゃな場合は、リメイクしよう
雑炊やリゾット、五平餅、あんかけご飯、ライスコロッケなど、リメイクの方法は無限大。
べちゃべちゃになったご飯でも、無駄にせず、おいしく食べることができますね。
炊き直しやリメイクが難しい場合は、とりあえず冷凍しておきましょう。
後でリメイク料理に使ったり、お鍋の締めに入れたりして、有効活用できますよ。